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病名、変わる

2012/08/23
青天の霹靂とは、まさにこのことじゃないだろうかと思った。

単にいつも通り病院に行っただけだった。
先生から今までハッキリとは話されたことのない病名が告げられた。
先生は穏やかな顔のまま、ゆっくり丁寧に告げた。

自分でもそうかなと思いながら、違うと否定してきた病気だった。

「幻聴の症状がもう長く続いていますね。うつ病ではここまで長期化しないと思います。」
手の指先が一気に冷えて行くのがわかった。
けれど、それはきっと当たっているからだとも思った。

坑鬱剤は緩慢な効きではあったけれど効いた。
だけど、長期化する病気、意味不明の生きにくさがずっと残って苦しかった。
喋りたいこととは無関係に動く口や、すっかり滑舌が悪くなった口、
鈍くしか動かない頭がどれだけもどかしかっただろう。
自分でも抑えきれない感情の爆発、決まった通りにしか動かない思考回路は、
どれだけ苦しかっただろうか。
何度自分を殺してしまいたいと思ったか。

ショックではあったけれど、妙に納得してしまった。
そうか、私はそうだったんだ…。
自分にその傾向があるのは自認していたけれど、眼前に突き付けられると衝撃だった。
けれど、その衝撃も、胸の深いところにゆっくりとストンと落ちて行った。

もう、私はDIDの一番ひどい時期のことは覚えていなかった。
すっかり記憶から脱落してしまった。
もう自分の病気が何なのか、全くわからなかった。

先生は続けた。
「ご家族の理解のもとで、薬の服薬を続けながら治療をしていくと、予後はいいでしょう。」
と。
とりあえず、その病気だから云々は除いておいて、今のままでいいらしい。

何だか病名なんて一部を切り取ってつけたようなものだと思った。
私の場合、診断が付きにくい症例だったようだ。
病名より、程度の問題だと夫は言った。
今は受け入れ難い夫の言葉だったが、少しずつ理解できるようになった。
結局必要なのは、私が幼いころにはなかった「安心できる場所」なのだ。

今の私にはある。
だから、もう少しだけ頑張ろうと思う。




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13:48 病気 | コメント(0)
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